国家公務員総合職試験 一次試験専門試験択一式について











国家公務員総合職試験の一次試験の専門試験択一式は、
図1で示したように必須問題と選択問題があります。

専門試験(択一式、3時間半)

[必須問題]:工学の基礎
[選択問題]:電気工学、電磁気学、計測工学・制御工学、情報工学(ハードウェア)、情報工学(ソフトウェア)、電子工学、通信工学、その他

図1 専門試験(択一式)

必須問題(工学の基礎)

数学:基本計算、図形・ベクトル、微分、積分、確率、フローチャート
物理:力・モーメントのつりあい、運動方程式・運動量保存、エネルギー保存の法則・円運動・単振動、熱力学、波動、電磁気学

上記が大まかな出題内容です。
基本的には高校レベルの基礎的な内容しか出題されないことから、
新しく勉強をする必要はありません。

しかし、大学で専門的な勉強をしていると、その他の分野について忘れてしまっていることもあると思うので、
簡単にどの程度覚えているかの確認と忘れている分野の復習は行うべきかと思います。

私は一部物理について忘れていることがあったので、
大学受験時代に使用していた物理のエッセンスを見直しました。
良問の風や名門の森、重要問題集も理系の大学受験者には人気であり、持っている方も多いかと思いますが、
上記の問題集に記載されているような難しい問題は出題されないので、
物理のエッセンスで十分です。

私の受験時代とは表紙が変わってしまったようですが、このシリーズです。

また、工学の基礎の問題集を一冊買いましたが、一冊をまるまるやるのではなく、
気になる分野を解く程度でやめてしまいました。

過去問だけですと具体的にどのような問題が出るかわからないため、
問題集一冊を買って、どのような問題が出るのか程度は把握しておくのも良いかもしれません。

私は右の方の
技術系公務員試験 工学の基礎 [数学・物理]
を買いました。
国家総合職、国家一般職、地方上級に対応しているといった記述があり、一冊でカバーできると思ったためです。
また、本試験の出題順で本の章が構成されていたり、重要度が三段階で書かれているため効率的な勉強ができます。

さらに決め手となったのは、各章の各分野において例題、練習問題とがあるため、
問題演習量がある程度こなせると考えたためです。

選択問題

選択問題は自分が解ける問題を解いていけばいいため、
高得点が狙えます。難易度自体も難しくはありません。
おそらく大学の定期テストの方が簡単でしょう。

大学の定期テストと違い公式さえ覚えていれば解けるというような問題が大半であり、
あまり考えることもなく、答えを導き出せることができます。
また、問題によっては計算をしなくても、選択肢にある程度のあたりをつけられることもできるため、
時間内に解き切ることも容易です。

私はあまり対策しませんでしたが、
「技術系スーパー過去問ゼミ 電気・電子・情報」
の一冊をぱらぱらと二回くらい読み、過去問を数回といて試験に臨みました。











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