国家公務員と地方公務員の違いが分からないという方が意外と多いです。
国家公務員と地方公務員の違いとはどのようなものがあるのでしょうか。
本ページでは簡単に解説したいと思います。
国家公務員と地方公務員について
日本の公務員の数はおよそ330万人と言われています。
そのうちの5分の1程度が国家公務員であり、残りの5分の4程度が地方公務員となっています。
大まかに国家公務員と地方公務員の違いは、
国の機関に勤める方が国家公務員で、地方公共団体に勤めるのが地方公務員
です。
しかし、国家公務員は霞が関の中央官庁街で働いている人だけで、地方公務員は都道府県庁に勤めている人だけといったわけでもありません。
例えば、家を買った場合は不動産登記をしに行かなければなりません。そこで地元の法務局に向かうはずです。
法務局は法務省の出先機関です。法務省で働いている人はもちろん国家公務員であり、その出先機関で働いている人ももちろん国家公務員です。
そのため、国家公務員は東京にしかいないというわけではありません。
さらに地方自治体はさまざまな公共サービスを行っています。
私たちのライフラインである、水道や下水道は地方自治体のサービスです。
また、東京都民なら想像もつきやすいかもしれませんが、都バスや都電、都営地下鉄(三田線や大江戸線など。東京メトロとは違います。)は東京都のサービスとなります。
このように地方公務員も必ずしも役所にいるというわけでもなく、このようなサービスを行っている方々も大勢いらっしゃいます。
また、
・警察庁は国家公務員で警視庁は東京都の公務員
・自衛隊は防衛省の所属のため国家公務員
などなどその他いろいろと国家公務員と地方公務員も様々あります。
私たちの生活と公務員は密接な関係にあります。これは地方公務員だけではなく国家公務員もです。
それゆえに東京で働きたいから国家公務員というような考え方で目指すとえらい目にあいます。
前述しましたが、国家公務員は東京のみにいるわけではなく、出先機関でも仕事をしています。この出先機関は全国あちこちにあります。
そのため、国家公務員になりたいから東京で働けるというわけではありません。
霞が関で働きたいという方は国家公務員総合職試験(詳細)または一般職試験(詳細は作成中)を受けることになると思います。
しかし、全国各地の出先機関や地方公共団体への出向は十分に考えられるので、覚悟が必要です。
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