合格には必須!?公務員試験での英語(TOEICなど)の点数について!高い方が有利?低いと落ちる?

近年、民間企業ではグローバルな人材を求められています。
言い換えると英語の能力が必要とされています。
このため英語の実力を図る試験として人気であるTOEICを利用する企業も少なくはありません。
その際に「TOEIC 〇〇点以上」という制限が設けられていることも多々あります。
ゆえに就職活動ではTOEICの点数が見られることが多いです。公務員試験でも同様にTOEICの点数は合否に関係するのでしょうか。








本ページにお越しになる方は公務員試験の受験生が多いようです。
公務員試験における英語試験(特にTOEIC)の必要性を気にする方が多くいられるかと思います。

結果から先に申し上げますと、
公務員試験の合否に英語の試験の点数は関係します!そして有利に働くことも十分にあります。(国家公務員総合職試験のみ
最低でも600点はあった方がいいです。(国家公務員総合職試験のみ

国家公務員総合職試験では英語試験の成績が必要となり、合格の鍵となります。
英語試験の成績によっては加点が狙えるためです。

目次

国家公務員試験のTOEIC利用

上に国家公務員総合職試験のみと書きましたが、
総合職試験にはTOEICなどの英語試験による加点制度があります。一次試験と二次試験の合計点数に加点されます。
TOEICですと、600点以上で15点、730点以上で25点が加算されます。
TOEICの他にもTOEFLやIELTS、英検準一級以上が加点対象になります。
この中ではTOEICが一番難易度が低いので、TOEICで加点を狙うことをオススメします。

合格ラインギリギリの場合では、
この25点加算は点数にして5 %にあたります。決して軽視していい数字ではありません。

なぜ、総合職試験では英語の実力が見られるのかというと、
総合職試験を突破して職員は職務で制作の企画や立案をします。これらを従事するためには高度な知識や技術、経験を必要とします。
そして、昨今、行政は国際化の傾向にあることから、総合職採用者には基本的な英語力を持っていることが望ましいことが理由であるそうです。

TOEIC600点以上で英語の能力があると言えるかは疑問ですが、
その程度で加点が貰えるのであるなら儲けものです。
しかし、試験や面接に自身のあるという方は必ずしも必要というわけではありません。

TOEICのスコア表は二次試験の面接試験にて必要になりますが、
私が見た限り、英語の加点証明関係を持って来ていない人も数人見かけました。

基本的には加点がされてスタートラインに着く感覚で受けた方が良いかもしれません。
英語試験の加点がないといマイナススタートと言えなくもないですが、筆記、面接試験次第では挽回も可能です。

国家公務員採用総合職試験における英語試験の活用

国家公務員一般職、地方公務員上級などのTOEIC利用

国家公務員総合職試験を除いて、その他の区分では基本的に英語の試験による加点は原則ないと思って大丈夫です。
そのため国家公務員総合職試験以外の試験区分の場合は重要度は下がります。
英語の勉強に時間を取られるようであれば専門試験や教養試験に力を入れたほうがいいでしょう。
教養試験の文章理解にて英文が必ず出題されますが、難易度は高くありません。
単語一つ一つの意味は分からなくても、文章全体で内容が把握できていれば解ける問題となっています。

合格には必須ではありませんがアピールできる武器にはなりえるため、
TOEICなどの英語関係のテストの点数は高いに越したことはないです。

英語を頑張って勉強していたということはアピールにはなります。
二次の面接試験や国家公務員一般職試験の官庁訪問の面接シートには資格等を書く欄があります。
私もお世辞にもあまり高くはないですが、TOEICで700点であったため面接シートにはスコアを書いていました。
すると、国家一般職の官庁訪問にて面接官の方にスコアを褒めていただけました。
理系の受験生は特に英語試験を学生時代に精力的に取り組んでいる割合が少ないため、
この程度の点数でも褒めていただけるようです。
英語の能力は確かにアピールポイントになり、面接官の方に好印象を与えることができますが、
必ずしも合否に繋がるというわけでもなく、話のネタ程度にしかなりません。
実際に理系で公務員として働いている人たちにTOEICの点数を聞いてみると、
私よりも点数が低いか受けたことがないという人が多かったです。

このように英語に関しては必要はないですが、取っていた方がプラスであることは間違いありません。
しかし、英語に自身のない方は公務員試験の勉強時間を削って英語の勉強をするのであれば、
専門試験、基礎能力(教養)試験、面接カードの充実化、面接練習を行った方がはるかに有意義ですし、合否に繋がることは確実です。

ただ、理系に関しては英語が苦手な方が多いため、
少しできるだけでも印象は上がるので余裕があれば勉強をすることをお勧めします。

おすすめの英語勉強教材

本ページでは英語の勉強をする際におすすめの教材を紹介しようと思います。

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICで点数を取ろうと思ったらまず初めに買わなくてはいけない問題集であるといえる公式問題集。
公式問題集のみで800点は取れるとおっしゃる方もいます。
そのくらい必須といっても過言ではないのが公式問題集です。
公式問題集はその名の通りTOEIC L&R公開テストの開発機関であるETSが制作しているため、TOEICに頻出の単語や表現が手っ取り早く学習することができます。
また、実戦形式で学習できるため、自分の苦手分野を把握することができます。

DUO 3.0

TOEICの問題は語彙力でどうにかなる問題もあります。
そこで単語帳としておすすめなのがDuo 3.0です。
TOEICの基本的な単語は網羅しています。Duoだけで800点は狙えるとおっしゃるかたもいるほど、信頼されている単語帳です。

実は私はDuoをやっていました。
英語を勉強すること自体が好きではない私はDuoを眺めながらCDを聞くといった感じで勉強をしていました。

Grammar in Use Intermediate

この問題集はTOEICに向くかといわれると微妙ですが、英語を勉強する上ではとてもおすすめな教材です。
実戦で使える英語をわかりやすく解説していて、英語の基礎が身に付くことは間違いありません。
内容は中学生レベルのものから始めるため簡単なのではないと思われるかたもいるかもしれませんが、結構苦戦します。
この参考書はケンブリッジ大学の出版であり、世界でも多くの学校が採用しています。
英語を英語で勉強するのにおすすめです。ただ、かなりしんどいです。

[1] 人事院, “国家公務員採用総合職試験における英語試験の活用について,”[Online]. Available:
http://www.jinji.go.jp/kisya/1312/sougoushoku-eigoshiken.pdf

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