国家公務員の夏のボーナス5年連続で増加!気になるお値段は?











全国の公務員のほとんどが今日である6/30にボーナスが支給されました。

今回の国家公務員のボーナスのボーナスの平均支給額は、
およそ642,000円となりました[1]
この価格は昨年度と比べて12,000円の増加であり、今回で5年連続の増加となりました。

これは人事院勧告によって、
民間企業との格差を改善するためにボーナスの引き上げを求めたためです。

東日本大震災により、復興財源を確保しなくてはならなかったことからボーナスが削減されたことがありましたが、
この年である5年前と比較すると13万円の上昇がみられました。

これは管理職を除いた一般職員の平均です。
そう考えると、せっかく難関な試験を突破して激務なのに……。

と思うかもでしれませんが、これにも罠があります。
今回の公表された数値の対象はただの一般職員ではなく、「管理職を除く行政職、成績標準者」であることです。

整理すると、
今回の公表数字の対象者は、
・自衛官、専門職、管理職を含む幹部を除いた一般職員
・一般職員のなかでも成績標準者(下位4割)

となります。国家公務員は年功序列が強いため、ある程度の年齢まで働けば管理職には昇進可能であると言われています。
事実、国家公務員の半数以上が管理職です。











この知識を持っていると、
今回の公表結果には疑問を持たざるを得ません。
実際に、いくらになるのかとても気になりますね。

内閣人事率によると今回は平均で2.045ヶ月分が支給されたそうです。
平均給与は417,394円であることから、
実際には853,750円が実際の平均ボーナス支給額になるかと思います。

といっても一般職員の下位4割が642,000円と考えると夢が広がりますね。

国家公務員に興味がある方は、年齢制限に引っかからないのであれば、
国家公務員試験に挑戦してみてはどうでしょうか。
激務ですが、やりがいはある仕事かと思います。











[1] NHK NEWS WEB, “公務員に夏のボーナス支給 5年連続の増加, ”[Online]. Available:
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170630/k10011035511000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
[2] 内閣官房, “国家公務員の管理職の現状等について, ”[Online]. Available:
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/kanri_kondankai/dai1/siryou3.pdf
[3] 日刊現代DIGITAL, “64万円は嘘 国家公務員ボーナス「平均85万円」4年連続増, ”[Online]. Available:
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208512/2

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