東京都職員のボーナス支給額は国家公務員を超えた!?











東京都職員に夏のボーナスが6/30に支給されました。

今回発表されたのは東京都職員に加えて、警視庁、東京消防庁、教職員、公営企業局職員などを含めたおよそ167,000人が対象となっています(再任用を除く)。
平均年齢は40.9歳とのことです。

税込の平均支給額は前年と比較して2.5 %増加した877,099円です。
一般職員、課長、部長は2.075ヶ月分のボーナスが支給されたそうです。

知事、副知事、議長等の特別職にも支給され、
給与を半減している小池百合子知事は1937,754円、副知事は3164,820円などとなっています。都議や議長は4月から報酬は20 %減額しているため、ボーナスも減額となりました。

国家公務員の今の今回のボーナスでは国家公務員のボーナスは642,000円であると記載しました。

数字だけをみると東京都庁の方が高く見える可能性がありますが、
これは部長や課長などの管理職員を合わせた数字です。

国家公務員の642,000円は管理職を除いた一般職員。その中でも成績標準者(下位の40%)の数字です。
内閣人事率によると今回は平均で2.045ヶ月分が支給されたそうです。
平均給与は417,394円であることから、
実際には853,750円が実際の平均ボーナス支給額になるかと思います。

これらを比較すると、東京都職員も国家公務員もボーナス支給額は大きな差はないことがわかります。

多少は東京都職員の方が高いですが。

公表されたデータはそのまま鵜呑みにせず、どこの数字によって算出されたかということを注目してみると本当の値が見えてきます。

どちらにしても、
みなさんが考えているほど公務員のボーナスはさほど高くはないです。

東証一部上場で従業員500人以上の企業の平均のボーナス支給額は91万円であるということが経団連により発表されています。

やはり難関な採用試験を合格したことを考えると、高過ぎとは言えないような気もします。











[1] 東京都, “夏季の特別給の支給について,”[Online]. Available:
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/06/20q6u600.htm
[2] 人事院, “職員数、平均年齢、平均経験年数及び平均給与月額,”[Online]. Available:
http://www.jinji.go.jp/kankoku/kokkou/28kokkoulink/280002.xls
[3] 朝日新聞 DIGITAL, “夏のボーナス、平均91万7906円 大手の妥結額集計, ”[Online]. Available:
http://www.asahi.com/articles/ASK6951MBK69ULFA01W.html

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