公務員ニュース

公務員定年延長で生涯年収が4000万円増!65歳の延長はどうなのか。

投稿日:2017年9月12日 更新日:




ニュース概要

公務員の定年が延長?65歳までに?引き上げを検討!
上記リンクの「公務員の定年が延長?65歳までに?引き上げを検討!」というページでも紹介しましたが、
公務員の定年を段階的に延長するということについて政府が検討を始めました。
これにより定年の年齢が現在の60歳から65歳に延長するといわれています。

[2]のニュースによれば、
この延長により公務員の生涯年収は4000万円増加するといわれています。
また、[3]のニュースによれば、
3600万円増加するといわれています。

具体的な数字は所属する団体や役職で変わると思いますが、
生涯年収が変わることは予想されます。

[詳細] 公務員の定年を延長する理由

現在の公務員の定年は60歳となっています。
そして、定年後も働きたいという方には再任用制度というものもあります。
しかし、実際にこの制度を適用される職員は全体としてはかなり少数とのことです。

そこで一億総活躍社会において、
公務員が働き甲斐を感じるためにも、再任用ではなく定年を延長する
ということが検討されるようになりました。

上図のように国が豊かになるためには国民全員が支えなければなりません。
しかし少子高齢化社会により、これから日本の労働人口は減少していく一方です。
そのため、定年を延長しようというのが目的です。
しかし、民間企業に定年を延長するように働きかけても必ず実行されるとは限りません。

そこで公務員の定年を先に延長させることで、
民間企業も延長するように促そう!
という流れです。

実は完全週休二日制が社会で浸透していったのも、公務員が主導して行っていったという経緯があります。
そのため、今回の定年の延長も民間が遅れてやらざるを得ない状況になることは十分にあり得ます。

そして、労働人口の減少のみが理由ではありません。
「年金制度」にも大きくかかわっていきます。
若い世代が高齢者を支えられなくなってきた現在、年金が支給される年齢は徐々に上がっています。
現在では年金が支給される年齢は65歳です。
60歳に定年退職してしまうと、その先の5年間は無収入状態になってしまうという人も多くなってしまいます。

そのため、政府は定年の引き上げを行おうとしているのです。




公務員の定年延長による生涯賃金の増加について

[1]では、国家公務員を例に挙げています。
57歳の国家公務員のノンキャリア職員(主に国家公務員採用一般職試験により採用された職員)の平均年収はおよそ804万円とのことです。
定年の延長がなければ829万円で定年を迎えるとのことです。(2020年の場合)
この給与水準が維持したまま65歳を迎えた場合は、
829 × 5 = 4145
でおよそ4000万円ほどの生涯賃金が上積みされる計算になるらしいです。

[2]では、地方公務員の例を挙げています。
地方公務員の定年直前の年収である平均最高年収は地方公務員でも「718万4868円」とのことです。
7,184,868 × 5 = 35,924,340
でおよそ3600万円ほどの生涯賃金が上積みされる計算になるらしいです。

この数字は正しいのかどうかでいうと、
全く参考にならない数字であると言わざるをえません。

なぜかというと、
60歳以降の給与が
それ以前と同水準であるわけがないからです。

今後定年が延長されるようになれば、
60歳以降の公務員の給与は確実に下がります。

公務員の60歳以降の給与が下がる理由

今回のニュースの課題は
公務員の定年の延長により公務員の人数の増加による人件費の増加です。

しかし、公務員の総人員が増加することはないでしょう。
なぜかというと、公務員定数は法律により定められているからです。
そのため、公務員の人数が増えることはありません。

それでも、公務員も高齢化が進むことにより人件費が多くなってしまうことが予想されます。

その対策として、
・ 60歳以降は給与を7割程度まで抑える
・ 役職定年制を設けて、60歳以降の給与を抑える
ことが提案されています。

公務員の基本給は役職に依存するものであるため、
役職に就けないのであれば給与が下がるのは必然です。
それに加えて7割程度まで抑えられてしまうのであれば、
60歳以前の給与水準を維持することが不可能であることは想像に難しくありません。

多少の生涯年収は増加するでしょうが、
上記に書いたように3600万円や4000万円といった数字になることはないと言っていいでしょう。

今後、公務員の人員を一定にして、中高年層の公務員の給与を引き下げて、
公務員の定年を延長させていくことで調整されます。

増大する社会保障費の軽減対策として、
定年の延長は避けられない未来となるでしょう!




参考文献
[1] [理系受験生必見] 公務員受験体験記 , “公務員の定年が延長?65歳までに?引き上げを検討!, ”[Online]. Available:

公務員の定年が延長?65歳までに?引き上げを検討!


[2] LINE Corporation , “公務員に65歳完全定年制導入で生涯賃金4000万円増, ”[Online]. Available:
http://blogos.com/article/245415/
[3] メディアゴン編集部 , “迅速すぎる!理由なき「公務員の生涯賃金3600万円増」法案, ”[Online]. Available:
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170912-00010000-mediagong-ent

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