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ニュース概要
東京都は主要な水道網の増強を進めています。
これは、首都直下型地震やテロ行為等に備えるためです。
東京都のような人口が集中する都市部では水道管が単線であると、
破損してしまうと広域での断水を行わざるを得ません。
そのため、既存の水道管の耐震工事を行う間にも安定した給水を行うためにも複線化は重要な課題であるといえます。
従来は単線であった(導水管や送水管といった)水道管を複線化することで、耐震工事や事故のときの保険としての機能を高めます。
主な4か所に投資する金額は総額で1000億円規模になるといわれています。
2030年をめどにおよそ500万人分の水道の給水機能としての安全性を高めることを目標としています。
2023年にとの区部中心をカバーする秋ケ瀬取水ぜき(埼玉県志木市)につながる朝霞水路と三園浄水場(東京・板橋)を結ぶ導水管を着工予定となっています。
既に工事を始めている3か所と合わせて2030年までに総延長51 kmを複線化する予定です。
[1] 日本経済新聞, “水道の安全に1000億円 都、災害に備え代替ルート, ”[Online]. Available:
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB12H0A_S7A810C1MM8000/
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