文章理解は公務員試験では必ず出題される問題です。
そして、理系の場合は特に正解しておきたい分野でもあります。
(社会系の知識分野で点数を稼ぐのが厳しいため)
本記事では、出題傾向と知っておくべき知識と対策方法を解説したいと思います。
出題傾向
出題形式としては、
内容把握、要旨把握、空欄補充、文章整序のいづれかです。
内容把握や要旨把握の問題が多く出題される傾向にあります。
そして、さらに要旨把握より内容把握の方が多く出題される傾向にあります。
空欄補充や文章整序は1問程度しか出題されません。
これは受ける自治体等で異なるため、過去問で確認してみてください。
知っておくべき知識
公務員試験は難易度自体はさほど難しくはありません。
時間をかければ解ける問題は多いです。しかし、時間制限があり問題数も多いことからあまり多くの時間を1問にかけることはできません。
そのため、ある程度は過去問を通して練習をする必要があります。
文章理解に関しては以下の順番で問題を解いていくことをおすすめします。
[1] 設問を読み、問題形式を把握する。
[2] 選択肢を読む
[3] 本文を読む
[4] 選択肢を選ぶ
始めに設問を読み、問題形式を把握します。問題形式を把握する理由として、問題の種類によって本文を読む際の意識が変わるためです。
次に選択肢を読みます。選択肢を先に読むことで本文のテーマが大まかに把握できます。基本的に私たち理系にとって、読みなれない内容の文章が多いです。
事前にテーマを把握しているだけでも本文の読みやすさは変わってくると思います。
あとは本文を読んで選択肢を選びます。先に問題形式や選択肢を把握していれば、どのようなことに注意して読めばいいのかがわかります。
文章整序であれば、文章の内容の流れを気にしながら読むといいでしょう。
空欄補充であれば、前後の文章を注意深く読んでいくといいでしょう。
このように、問題形式によって文章を読む際に注意することが変わっていきます。
しかし、内容把握に関しては上記の順番ではない方がいいことも多いです。
なぜならば、本文の話の流れに沿った順番で選択肢が並んでいる場合が多いためです。
選択肢が5つの場合は、文章の最初の方に選択肢1の正誤を判断するための内容、選択肢2が文章中盤からその手前、・・・・・・、選択肢5に関する内容が文章の最後のほうに書かれている。
といった構成であることが多いということです。
つまり、
選択肢1を読んだ後に本文の最初の方を読み正誤の判断をする、その後に選択肢2を読み本文を読んで正誤の判断、・・・・・・、選択肢5を読み文章の最後の方を読む
といった順番で解き進めることが解答スピードのアップにつながります。
このやり方は選択肢を読んで覚えておきながら本文を読んで問題を解くという方法よりも、選択肢および本文の内容を鮮明に覚えておくことができます。
そのため、内容把握問題ではこちらの方が早く正確に解けることが多くなります。
対策方法
基本的には過去問で慣れていけばいいと思います。
基礎能力試験、教養試験に理系受験者が時間をかけている余裕はあまりないかと思います。
しかし、時間に余裕があるのであれば、
スーパー過去問ゼミやクイックマスターで必修問題や基本問題を解いて、それぞれの解き方に慣れていけばいいかと思います。
時間をかければ誰でもある程度は解ける難易度のため、どのくらい時間をかけずにとくか、早く解くためにはどうすればいいのかを考えながら学習していきましょう。
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