東京都採用試験 Ⅰ類B[一般方式] 一次試験教養試験[知能分野]の傾向と対策











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東京都採用試験 Ⅰ類B[一般方式] 一次試験教養試験[知能分野]の概要

教養試験は五肢択一で2時間30分で行われます。

知能分野は27題必須解答となっています。
平成27年度の採用試験より、知能分野の問題数を増やし、知識分野の問題数を減少させました。
これは、技術職員に求める能力をより適切に調べるためです。
都庁の発表によると、

論理的思考力の検証をより重視するため、判断推理や数的処理など知能分野の出題数を増加し、社会事情や人文科学など知識分野の出題数を減少します[1]

とあります。

出題範囲は以下のようになっています。
・文章理解
・英文理解
・判断推理
・数的処理
・資料解釈
・空間概念

都庁の採用試験の概要についてはこちらを参照してください。

傾向と対策

文章理解

文章理解は現代文の問題です。
現代文は内容把握に関する問題が2問、文章の順序を並び替える問題が1問、空欄補助の問題が1問といった内容です。
年度により問題数にばらつきはあるかもしれませんが、出題パターンは変わらないはずです。
現代文は長文傾向であり文字数も多いですが、難易度自体はさほど難しくはありません。
そのため、あせらず解いていくことが重要です。しかし、時間配分に注意しないと大変なことになります。
センター試験より簡単なので、無理して練習を行う必要はありません。
また、過去問には著作権の関係上、本文が掲載されていません。
そのため、練習はできないかもしれません。
私は全く対策しませんでした。

英文理解

英文理解は内容把握に関する問題が1問、空欄補助の問題が3問といった内容です。
年度により問題数にばらつきはあるかもしれませんが、出題パターンは変わらないはずです。
長文傾向ですが、英単語の注釈も載っている親切対応です。
難易度自体もさほど難しくはありません。
焦らずに解いていけば完答も可能です。しかし、時間配分に注意しないと大変なことになります。
センター試験レベルかと思うので、英語に苦手意識がある方のみ問題集などを購入して練習してみるといいでしょう。
文章理解と同様に過去問には著作権の関係上、本文が掲載されていません。
私は全く対策しませんでした。

判断推理

集合、命題、位置関係などが頻出傾向にあるとはいえます。
しかし全体的に出題されるため、幅広く勉強する必要があります。
ベン図やキャロル表がかけるようになると確実に解ける問題が増えることは間違いないです。
私はこれといって対策をしたわけではありませんでしたが、都庁だけではなく様々な公務員試験の過去問を解くことで慣れていきました。

数的処理

確率と平面図形は間違いなく出題されます。しかし、これらは難易度自体は優しいので対策をする必要はないでしょう。
不等式や約数、倍数なども頻出傾向にあるため、練習をしておくと本番に有利かもしれません。
私はこれといって対策をしたわけではありませんでしたが、都庁だけではなく様々な公務員試験の過去問を解くことで慣れていきました。

資料解釈

構成比のグラフと折れ線グラフが頻出となっています。4問の出題となっています。
毎年、出題パターンは決まっているので過去問で慣れておくことが重要です。
私は過去問を4年分解きました。

空間概念

平面構成と移動、回転、軌跡が頻出です。
過去問を通して練習するといいでしょう。
私は過去問を4年分解きました。

まとめ

センター試験の受験をきちんとした人であれば、
文章理解や英文理解の対策を新しくする必要もないでしょう。
しかし、過去問には本文が掲載されていないため、国家総合職試験などの他の公務員採用試験の過去問を解いて練習するといいでしょう。
自身がない人であれば問題集を購入して要点やポイントを押さえておくとスムーズに解けるかもしれません。

判断推理、数的処理、資料解釈、空間概念に関しては理系受験生であればあまり苦労することもないかもしれません。
しかし、大学受験で勉強した内容とは異なるものも多く、初見で試験に臨むと苦戦する可能性があります。
過去問を解いて練習することにより、ある程度は慣れてくるはずなので、
ぜひ過去問は解くようにしましょう。











参考文献
[1] 東京都, “平成27年度採用試験における教養試験の見直しについて,” [Online].Available: http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/11/20obs200.htm

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