地方公務員試験は地元出身者を優遇!?よそ者は有利?不利?(役所、都庁、府庁、県庁)


地方公務員試験ではよく、
「地元が有利である」や「地元ではなかったから落ちた」
というようなことを耳にします。
本当に地方公務員試験では地元の人が優遇されているのでしょうか。
そして、地元の出身者ではない受験生は本当に不利なのでしょうか。
地元の方が有利になるかというような疑問について本記事では書いていきたいと思います。

目次

地方公務員試験は地元が有利なのか











地方自治体の試験を受ける際に気になることは、
地元出身者が有利であり、優遇されているのではないかということではないでしょうか。

実際に地元出身者を優遇していて問題になった自治体もあります。

千葉県流山市
平成14年度に千葉県流山市が一般行政職の採用試験で市内在住者に1次試験の筆記試験(401点満点)で120点を上乗せして問題になりました。
結果として一次試験を通過した受験生は全員が市内在住者となってしまったということです。

熊本県荒尾市
熊本県荒尾市は平成29年度採用の高卒・事務職の選抜試験において、市内の高校に通う生徒に対し筆記試験を免除する優遇措置を取ることで話題になりました。

このような報道がされるということは、
今までに地元受験者を優遇していた自治体があるということにほかなりません。そして、これらは一部であることでしょう。

しかし、現在では地元受験者であるから優遇するということはなくなってきています。
注)中には受験資格に住所要件というものがあり、住所に関する要件を設けている自治体もあるそうです。

しかし、地元出身者の方が志望理由は考えやすいのかと思います。
地元ではない自治体の試験を受ける際には面接において、
「なぜこの自治体を受けようと思ったか」
という質問がほぼ間違いなく聞かれることでしょう。

そのときに、
「公務員であればどこでもいい」というような気持ちが少しでも面接官に伝わってしまえばその試験は不合格になってしまうでしょう。

そのため、面接官を十分に納得させられるような志望動機を考えなくてはなりません。

逆に地元だから大丈夫だと慢心しているような受験生は熱意のあるよそ者に負けてしまう可能性は十分に高いと言えます。

結局は熱意があって有能な職員を面接官は求めているので、
面接では熱意が示せなければ合格は勝ち取れません。

地元ではない受験生たちは、
その自治体で何が話題になっていて、どのような問題があるか。
他の自治体と比べてどのような魅力があるか。
どのような施策を打ち出していて、何に力を入れているのか。
どのような仕事があるのか。

などなどを調べたのちに、自分の志望理由として組み込んだうえで面接に臨めば合格も近づいてくるのではないかと思います。

私の公務員になった友人も同じ課の同期で地元出身者は一人もいなかったと言っていたので、
地元ではないからといってままり心配はせず、しっかりと対策をしたうえで面接に臨むようにしましょう。










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